素材の要件を考慮したレーザーシステム構成の選択

レーザー加工は、プラスチック、薄膜、紙、木材、金属、接着剤、ガラス、発泡体や織物といったさまざまな材料の加工が可能です。レーザーシステムは幅広い加工材料に適合しますが、材料の加工要件を満たすためには、システムの構成が適切なものか確認する必要があります。

DLMP®を使用したKapton®ポリイミドの加工

Kapton®は、DuPont™のポリイミドフィルムの商品名です。ポリイミドフィルムは、通常、芳香族酸二無水物と芳香族ジアミンを重合させることで合成した熱硬化性重合体です。Kaptonフィルムは、優れた耐薬品性、高絶縁耐力、優れた機械的特性を備えています。

ユニバーサル独自のデジタルレーザー加工技術・DLMP®システム

デジタルレーザー加工技術により、どのような素材でもレーザー切断、彫刻、マーキングすることが可能です。ユニバーサル独自のDLMP®(Digital Laser Material Processing)システムにより、生産、研究開発、エンジニアリング、セールス、マーケティング、施設管理など、組織や複数部門にまたがる多彩な用途の可能性がさらに拡がります。

レーザー加工の基礎知識

レーザー加工はレーザーエネルギーを使用して素材の形状や外観を変質させます。このレーザーを使った素材の変質法には多くのメリットがあり、迅速なデザイン変更、機器の再設定なしでの商品製造や、製品の品質向上などが挙げられます。また、レーザー加工は数多くの素材に対応できるというメリットもあります。